STORY
第3話異国のフィストスイム!
オーストラリアへ旅立った凛は、
クラブチームで世界各国から集まった選手たちと切磋琢磨の日々を送っている。
そこへ一人の日本人が訪れる。凛のチームメイトと次々に水泳勝負をして
勝ち続けるスイマーは、意外な人物だった。
その人物とは――、桐嶋夏也。
夏也はミハイルにコーチを頼むためチームを訪れたが、
ミハイルはコーチを引き受けようとしない。
目的は果たせなかったものの、夏也は凛と出会い親しくなった。
二人は夜の街でお互いが遙の知り合いであることや、
過去に郁弥と遙の間に起こった出来事を話す。
郁弥のことを話す夏也の横顔に、凛は父の面影を感じる。
「夏也さんは、自分の夢を…」――
凛がそう言いかけた瞬間、夏也はおもむろにフリーで勝負をしないかと持ちかける。
凛とも互角に張り合う夏也。だが、途中で雷雨に見舞われ勝敗はあえなく持ち越しに。
凛と過ごすうちに友達に会いたくなった夏也は、そのまま日本へと旅立った。
一方、遙は郁弥に会うために、
霜狼学院大学を訪れていた――。
絵コンテ:武本康弘、河浪栄作演出:武本康弘脚本:横谷昌宏作画監督:角田有希、高瀬亜貴子
WEBエンドカード
スタッフコメント
絵コンテ・演出:武本康弘

第3話で大切にしたかった「一推し!」シーンを教えてください。

冒頭の、凛のプライベートなシーンです。
朝、目を覚ましてから、プール施設に着くまでの一連で、異国の地でたった一人己を磨く凛を、ほんの少しでもいいから描きたいと思い、気合を入れて臨みました。担当してくれた原画スタッフの入魂の作画がめちゃくちゃ素晴らしく、とんでもない密度とクオリティになってます。
また、このシーンに付けて頂いた劇伴も、これ以上ないくらいバッチリです。激推しです!

演出時に印象的だった出来事、エピソードを教えてください。

私がアニメ制作に携わるようになってずいぶん経ちましたが、
今回初めてネイティブの方による英語のセリフを扱いました。ちょっと大変でした…

作画監督:角田有希

第3話で上手くいった、楽しかった、大変だった等の印象的だったカット(シーン)を教えてください。

冒頭のオーストラリアでのシーンは、凛のイメージビデオを作るつもりでとにかく格好良く色気が溢れ出るように意識して描きました。担当の原画スタッフにも気合を入れていただき、とても良いシーンになったと思います。
個人的に気に入っているのはハムエッグを作る場面。卵の色がとっても綺麗です。

3D美術:鵜ノ口穣二

第3話での3D美術のポイント、押さえておきたい見どころを教えてください。

今回のFree!シリーズは水泳シーンが多目で楽しいですね。
3D美術としては水泳シーンでカメラのアングル移動によるプール内や会場全体が背景画の質感でぐるっと回り込んだりする表現を作っています。やはりかっこいいシーンとして一番の見せ場のひとつとなりますので、楽しんで頂けると嬉しいです。
今回の3話はオーストラリアや大学のプールでしょうか?
―――さらに詳しくは見てからのお楽しみということで!