STORY
第7話孤高のメドレー!
大学選手権が近づき、選手たちは部活動以外でも各々のトレーニングに取り組んでいる。
遙も区民プールで自主練習に励んでいた。
遙を指導していたのは、あの謎の男。
その様子を気にかける真琴だが、彼にコーチを頼んだのは遙だという。
一方、郁弥はますます調子を崩していた。
先日の言い争いで、日和との関係にも溝が生じたまま迎えた大学選手権。
郁弥を支える者は誰もいない。
中学時代、遙、真琴、旭がそれぞれの事情で水泳部を去った後、
郁弥は一人で泳ぎ続け、一人で戦う強さを手に入れた。
強くならなければいけない。一人でもっと強くならなければ……。
自分にそう言い聞かせて泳ぎ続けてきた。
試合前に旭と遭遇し言葉を交わすも、旭の想いは今の郁弥には届かない。
そして、郁弥は孤独を抱えたまま個人メドレーのスターティングブロックに立つ。
その時、隣のレーンに立っていたのは──
絵コンテ・演出:北之原孝將脚本:横谷昌宏作画監督:丸木宣明
WEBエンドカード
スタッフコメント
絵コンテ・演出:北之原孝將

第7話で大切にしたかった「一推し!」シーンを教えてください。

ラストシーン、スタート前、郁弥の隣に立つ遙です。
思いもよらぬ出来事に、郁弥は翻弄されます。
言葉では伝えることが出来なければ、一緒に泳ぐしかないと信じる遙。
思いは届くのでしょうか。

演出時に印象的だった出来事、エピソードを教えてください。

尚と夏也が飲み会う場所は、絵コンテ段階ではいかにも和風な居酒屋で想定していました。
監督からの指示で、少し洋風のテイストを入れることになりました。
二人の再会に相応しい場所になって良かったです。

作画監督:丸木宣明

第7話で上手くいった、楽しかった、大変だった等の印象的だったカット(シーン)を教えてください。

終盤で旭と郁弥が二人で話をするシーンは良かったと思います。
中学生の時、挨拶も出来ずに別れて以来の再会。
久し振りに顔を合わせているという感じがよく出ていました。
表情芝居の難しいシーンですが、原画スタッフがうまくまとめてくださったので助かりました。

3D美術:鵜ノ口穣二

第7話での3D美術のポイント、押さえておきたい見どころを教えてください。

みなさんこんにちは!3D美術担当の鵜ノ口です。
今回は第7話ですね。
3D美術の見せ場としては、何と言っても大きなクラスの大会競泳場の登場です。
プール部分だけではなく、会場内すべての観客席なども背景の質感で作成しています。これで、どんなアングルでもアニメーションが作れるわけです。
更に、天井の複雑な構造物も水面に反射させてよりリアルに見せる効果も狙っていますので、ご視聴いただいたとき、よりいっそうゴージャスな絵に見えたら嬉しいかなと思っています。
あら?これ以上語ってしまうと第7話のネタバレになってしまいますので、ぜひ見て下さい!