STORY
第5話兆しのワークアウト!
岩鳶高校水泳部は、鮫柄学園、湊風館高校との
合同練習のため合宿施設へやって来た。宗介もOBとして参加する。
活気あふれる空気の中、ロミオの泳ぎに違和感を覚える怜と渚。
心配する怜たちに、静流はロミオの中学時代の出来事を話し始める。
中学最後の大会でフライングをしてしまったロミオは、
大勢の前でのスタートに恐怖心を抱くようになってしまった。
ロミオの様子を見ていた宗介はいち早く問題に気づく。
その宗介もまた、ある決断を胸中に抱え、悩んでいた。
合宿最終日に行うことになった各校対決のメドレーリレー。
出場を諦めようとするロミオに、
怜と渚はリレーによって受け継がれてきた岩鳶の絆について語り、勇気づける。
怜たちの言葉を受け出場を決意するロミオ。
ロミオ、静流、渚、怜、初めてのメドレーリレーは新たな絆を生んだ。
その姿を見ていた宗介はひとつの決意を固めた。
一方、真琴は水泳教室のアルバイトを始めていた。
そこに現れたのは思いがけない人物で――。
絵コンテ:小川太一演出:小川太一・石立太一脚本:松田はる菜作画監督:池田和美・門脇未来
WEBエンドカード
スタッフコメント
絵コンテ・演出:小川太一

第5話で大切にしたかった「一推し!」シーンを教えてください。

ロミオが人の多さに気圧されてしまい、
スタートを意識しすぎてうまく飛び込めなくなる一連です。
ここは、如何に自然な違和感でロミオの様子を見せるか苦心したシーンでした。
ロミオの心境を丁寧に描いていくための大切なシーンです。
そして、そんなシリアスなシーンとは対照的にワチャワチャしている百太郎と宇佐美の
やりとりもまた、シリアスシーンを引き立てる大切なシーンになりました。

演出時に印象的だった出来事、エピソードを教えてください。

5話まで、まだほとんど出てきていない岩鳶一年生たちのキャラクターを掴むのが最初の
ハードルでした。
自分はしばらく「ロミオ」のアクセントを「ロミ男」みたいにアクセントを「男」にもってきて発音していて、アフレコで声優さんがちゃんと「ロミオ」とアクセントを前にもってきて発音していたのを聞いて、冷静に考えたらそれはそうかと妙に納得していたのは恥ずかしい思い出です。

作画監督:池田和美

第5話で上手くいった、楽しかった、大変だった等の印象的だったカット(シーン)を教えてください。

冒頭の、岩鳶水泳部車中のシーンです。
遙たちが高校を去ったあと、怜や渚たちを中心にあらたなチームが始動している!ということを実感します。(状況が状況なので渚とロミオ以外微妙な表情ですが・・・)
怜・渚の成長っぷりと、今なお受け継がれているイワトビ魂を見守ってください!

美術監督:笠井信吾

第5話での美術のポイント、押さえておきたい見どころを教えてください。

海近くの合宿施設、放送時期も夏という事で夏らしさと潮風を感じて頂いて海へ行ってみたく
なるような話数を目指しました。
プール施設は、ほとんどガラス張りにしまして海を眺めながらプールで泳げる、
ちょっぴり贅沢なプールにしています。
海で泳ぐシーンはございませんが、なんだかんだ言って怜達は海泳ぎに行ってそうです。